シネマプレビュー 最新映画評
2024/5/24 07:00
公開中の作品から、文化部映画担当の編集委員がピックアップした「シネマプレビュー」をお届けします。上映予定は予告なく変更される場合があります。最新の上映予定は各映画館にお問い合わせください。
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「関心領域」
ナチスの暴虐ぶりを題材にした映画は数多い。ジョナサン・グレイザー監督は、実話を基に、あえて「見せない」手法で、人が悪意なく地獄を作り出せることをまざまざと描き出した。カンヌ国際映画祭グランプリ、米アカデミー賞国際長編映画賞など受賞。
ポーランド。ドイツ人のヘス一家は幸福だった。将校の夫、ルドルフ(クリスティアン・フリーデル)。庭の手入れに夢中な妻、ヘートヴィヒ(ザンドラ・ヒュラー)と元気な子供たち。
だが、壁の向こうは、ルドルフが所長を務めるアウシュビッツ収容所であり、ユダヤ人を頃害する銃声が響き、氏体を処分する焼却炉が煙をまき散らしていた。
直接の暴力表現はない。ただ、遠くの銃声やくぐもったうめき声、草木越しに見える人影が提示される。一家には、ユダヤ人の苦しみは関心の外なのだ。
彼らは悪魔だったのか。劇中で陰気な焼却炉の音が流れ続けるが、途中で慣れている自分に気づく。ヘス一家も同様だったのだろう。人は自ら作った地獄の隣で幸せに暮らせるのだ。恐怖が心を締め付ける。米・英・ポーランド合作。
24日から全国公開。1時間45分。(耕)
「帰ってきた あぶない刑事」
〝あぶ刑事〟、8年ぶりの8作目だ。38年も前のテレビドラマから始まったシリーズ。主人公の刑事コンビ、タカ&ユージを演じる舘ひろしと柴田恭兵は古希を過ぎた。
だが、今回も舘はバイクからショットガンをぶっ放し、柴田は横浜の街を全速力で駆け抜ける。そして、軽妙洒脱な作品の世界観は揺るがない。
これほどスタイルを確立させたコンテンツは、日本で類を見ない。ぶれないことが、あぶ刑事が愛され続ける大きな理由だろう。また、配信が普及して海外ドラマを見慣れ、あぶ刑事は〝型破り〟ではなく、これが世界標準だったと気づくはずだ。ヒロインの土屋太鳳も世界観にうまくはまって魅力的だ。
24日から全国公開。2時間。(健)
「母とわたしの3日間」
「三日月とネコ」
===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://www.sankei.com/article/20240524-RJA7WERGAJK6JGBOPJC35MFPOI/
六次の隔たりという言葉がある
「友達の友達」を繰り返すと6ステップ以内に地球上の誰もがヒトラーにたどり着く
中の子供と仲良くなって最後に間違ってガス室に入れられちゃう話はキツすぎて嫌だったから
それは何て言う映画なの?
横だけど「縞模様のパジャマの少年」だと思う
午後から関心領域見てくる
あれは感動的だった
子供ってすぐ仲良くなってほんと尊いよね☺
みんなに見て欲しいほのぼの映画No.1
>>31
「私たちの選択はすべて、現在の私たちを映し出し、私たちと向き合うためのものだった。昔の人たちが当時何をしたか見てくれというのではなく、今の自分たちが今何をするか、見るよう求めるものだ」
だってさ
でも平気で幸せに暮らすユダヤ人たち
引用元:https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1716507977/
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